たたかう村人

三十六計逃げるに如かず。わかっているけど逃げられない。

今日から俺は

久しぶりに、はてなで日々の記録をつけてみる。

最近の関心事はもっぱら労働組合や社会運動に関する事象。

きっかけは単純に、2年ほど前から職場の労組(青年部)の上部団体の役職に非専従の身分で就任したことで、もともとは殊更意識の高い方でもなかった。

ただ、大学時代に社会主義国の歴史や国威発揚、大衆扇動について不真面目ながら興味を持って学習していたことや、ゼミでの討論の経験から、あれよあれよと言う間に労働運動・青年部運動の世界に後戻り出来ないほど足を踏み入れてしまった。

政治思想的にも経済思想的にも(そんなたいしたもんじゃないけど)右寄りで、合理的にモノを進める事を是としていた自分が、わりとそのメンタリティのまま、突き進んでいる。

2年間、納得のできないような政治活動、反核・反原発・反基地・平和活動に反発したり、学習の中から折り合いをつける道を発見したりしながら、労組の本分である、職場環境の改善のために自分なりに頑張ってきた。

職場や周囲への無関心や、スカしたおしゃれ野郎にも反発し、あるときは、仕事との両立(仕事が最優先。だけど、引き受けたからには踏ん張らなくてはいけない時もある)や友達や彼女にも理解してもらえなくて苦しんだ。

成果という成果は無いけど、自分が一生懸命やったら少しだけでも変わった部分が出てくる。ということを糧に、悩みながら、周囲から奇異の目で見られながらも活動してきた(認めてしまえば、宗教にはまるプロセスにも似たものがあると思う。自分の問題意識と承認欲求にもばっちりマッチした)。

その役員任期も今月で終わり。自分の中では今後もなんらかの形で組織に残り、アドバイザー的な立場で青年部運動を支えながら、同時に、基本組織(親組合)の活動にステージを移しながら、たたかい続けようと考えていた。

また、これまで培った人脈を活かして、地域の中に多産別(異業種)の青年を巻き込んだ学習・交流組織を作ろうと動き始めていた。

仕事でも、徐々に任されることが増えてきたので、職場の中の期待に応えたいし、先輩や上司の助けになりたい。プライベートでは旅行もいきたいし、酒も飲みたい、趣味のフットサルやブラジリアン柔術にも再び打ち込みたいし、積んでいる本も消化したい。なにより、結婚も考えていた(2年待たせた)。

しかし、先日、上部団体より、今より更に上の役職(青年部副部長)への就任を打診された。当初はとてもやりきれない、しかも非専従では休みや業務外の時間をすべて労働運動に投入しないといけないのではないか。さりとて、職場を休職して専従者となることも、いまの職場事情では現実的ではない。

断わろう。やってられっかそんな貧乏くじ。と、考えてから一息ついて再考してみた。俺のこれまでの2年間はなんだったのか。もっというと、これまでの29年間はなんだったのか。

今までの自分と折り合いが付けれるのか。無駄に溜め込んだあまり役に立たない知識やノウハウが陽の目を見るんじゃないのか。

まずは彼女に相談。怒られるかな。曰く「若いうちに与えられた役割から逃げていたら、歳食ってから使い物にならん。やってみてはどうか」

確かに。

自分の座右の銘はなんだっけ。大学生の時に設定したんだった。「元気があればなんでもできる」「迷わず行けよ、行けばわかるさ」「至誠に悖るなかりしか」いずれも暑苦しい。が、いい言葉だ。

よし、やろう。

上記顛末のとおり、いまどき労組の、しかも青年部の役職を非専従で受けるという貧乏クジを進んでひいてみた。

自分の時間が無くなる、勉強しないと、彼女の機嫌も取らないと。仕事は最優先だ、酒も飲みたい。何よりも、青年部活動に邁進すればするほど、肉体的には青年にあるまじきものになってくる。身体が重い。運動して痩せねば病気になってしまう。

いや、しかし、忙中閑あり。時間は自分で作っていこう。そして、自分の内面とも積極的に向き合っていこう。

ということで、今日から日記を書いてみることにした。

 

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