たたかう村人

三十六計逃げるに如かず。わかっているけど逃げられない。

歩け正直者

昨年末からどうも胃の調子がよくない。

年齢的にも30の坂を越えているけど、加齢によるものより、運動不足とストレスと不規則な生活が原因だと思われる。

ストレス要因になっているのは、たぶん、自分の進退の問題かな、と思う。選択肢は複数あるが、このままシャンシャンで役職の任期を終えることは無いのではないか。

しかしまあ、なんの役についても、あるいはつかなくても、自分の位置でやるべきことを頑張るというのは変わんないから良いっちゃ良いけど。

新たな任務によって、仮に現場を離脱することになれば、現場に残る仲間に負荷がかかるのは事実。どうもなんないけど、その手の整理は正直、しんどい。

朝から晩まで、電話やら会議やら書類作成やらで、うまく時間を作れない日が続いているし、週末は毎回出張しているけど、最近また夜のランニングを始めてみたのでした。

睡眠時間を記録するためにGARMIN活動量計をつけるようになって、歩数やカロリー消費も可視化されてから少しモチベーションは上がっている。

ただ、しばし運動から遠ざかっていたためか、腕を振って走った2日後に腕が筋肉痛になったのは衝撃だった。

まずは、夜な夜な、もやもやしながら歩き始めてる。

 

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ダイスをころがせ

南の方のある労組で先週から内紛が起きているらしい。

執行部が強権的で、選挙に絡んで若い衆に無理をさせて、病気休職に追い込んだ。見兼ねた複数の有志が新団体を立ち上げた。ただ、新団体メンバーは表には姿を見せず、匿名の告発状を上部団体に送ったり、Twitterアカウントを作成して各メディアや政党のアカウントに既存団体の執行部批判リプを送りまくっている。

その労組は組織内議員を擁し、選挙に強いことで有名だったが、春にそこの組合員と話した際には「正直、若年層は政治の取り組みの意義も見出せず、執行部にはついていけないという意見もある」と話していた。

昔がどうだったかは置いておいて、目に見えるモノが獲れなくなってきている現状で、選挙の取り組みに限らず「ゴチャゴチャ言わずにやれ」というようなやり方では誰もついて来れない。

特に、選挙絡みは丁寧にやらないと危険もあるし、個人の思想信条もあるなかで、いかに折り合いをつけていくか考えなければならない(実にやり甲斐があって個人的には大好き)。数年前、北の方の団体で逮捕者が出て、いまだに公民権が停止されている人もいる。

政治の場が、さまざまな団体や世代の声の代弁者による議論によって公共の利益を発見していくものである以上、組織内から議員を送ることには意義があるし、職場と政治は強く繋がっている。

こんな話を自分の言葉でちゃんと説明すれば、政治の取り組みは胡散くせえものではないし、協力する方も幾分かは納得して自分ごととして取り組めると思うんだけど・・・

ただ、選挙に勝てばいいという作業的な「選挙闘争」と、政治について学習し、課題の解決に向けて政治に関わっていく「政治闘争」は違うが、意義も伝えられずに選挙闘争だけをやらされれば、不満も出てくるだろう。

なんにせよ、職場環境の改善や、仲間同士の助け合いのために存在する労組の内部で、若手組合員を休職まで追い込むというのは言語道断。

労組の取り組みに一番大事なのは日常的な信頼関係であり、職場の世話人としての本分を忘れてはいけない。

それにしてもこの騒ぎ、どうやって決着をつけるんだろう。

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野望の王国

近隣の自治体で選挙戦が始まった。

もともと組織内首長だったが、急な体調不良で後継指名せずに退陣。対立する陣営はイケメンキャリア官僚を立候補予定者として連れて来て、組織内で擁立した立候補予定者と激突。というシナリオ。

正直、与党と地元商工関係者に推され、外にパイプを持つイケメン官僚と、労組と地元農業者に推される役場のおっさんでは分が悪い。

しかし、縁もゆかりもない落下傘。自治体首長を踏み台に国政を見据えると言われる彼が首長になれば町と職場はどうなるのか。

しんどくなってきたが、ここが正念場だ。

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HIT IN THE 山梨

今月半ば、山梨での1500人規模の集会に参加してきた。

脚本を担当した朗読劇は、演者が思いのほか気合いが入っていて、熱の入った出し物となった。

沖縄の基地問題がテーマだったけど、沖縄に行ったことの無い自分たちが、沖縄の人のために何ができるか・・・みたいな内容で、果たして参加者にどれだけ伝わるか、あんまり自信は無かったが、わりと好評だったようだ。

上演後、会場にいた沖縄からの参加者団の代表者数人が、わざわざ挨拶に来てくれた。「沖縄の問題を取り上げていただきありがとうございます!」と。

こちらとしては、嬉しいやら恥ずかしいやらで「はぁ、あざーっす」みたいな気の抜けた対応をしてしまったような気がする。

山梨の気温は高過ぎて、屋外での講演は正直まったく頭に入らなかったけど、沖縄からの参加者のことと、北海道の参加者団で力をあわせて上演した構成詩のことは忘れないだろう。

それにしても暑かった・・・

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半分、赤い

労組の運動手法のひとつに文化闘争と呼ばれる取り組みがある。構成詩(寸劇・朗読劇等)と、うたごえ(労働歌)がそれだ。

当然のように、現代では廃れている。理由はたぶん、ダサいイメージだからだと思う。

ダサい、宗教的、という声が真実を捉えているかは個人の判断だか、やってる人はガチだし、やってもらう方も大変さはある。学生時代は校歌も碌に覚えてないし、歌った覚えもないけど、仕方ない。

国際的な労働歌 インターナショナルは大学時代に、社会主義への関心からmp3をダウンロードして聴いていたので、歌詞はわかる。驚いたのは、労働歌は現代でも作られ続けているということだ。グッバイオーバーワークは結構良い歌だと思う。エモい。

去年、500人規模の集会で発表する構成詩の脚本を担当した。ある単組が、不活発な状態から、集会を開催したり、当局に対して要求や交渉を実施するまでの実話をもとにした作品だ。正直、エンタメ性があるような面白いもんでもないが、「まぁ、それなりにまとまってるね」くらいの評価を得た。

そして今年、1500人規模の集会で発表する構成詩の脚本を担当している。今回は沖縄の基地移設をめぐる物語だ。果たして、面白いかどうかは判断しかねるが、たぶんそれなりにまとまるような気はする。

暑い中、脚本を書いていると、大学二年生の夏に、サークル仲間と模擬裁判の脚本を一部書いていたのを思い出した。あの時は、同じく脚本担当の仲間数人と、学校やファミレスで集まって、あーでもないこーでもない言いながらやっていた。

あの時は「めんどくせえ」と思いながらやっていたけど、いま楽しかった思い出として、パッと思い出されるのは、意外とそういう記憶。あの夏は暑かった。

 

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さよなら麺類

近頃、あんまし寝付けなくて疲れも取れないので課題を早く解決する努力以外にも工夫することにした。

ただ、運動する時間が取れなくて、これあんまし意味無いんじゃないかな。

とりあえず、食生活を野菜中心と麦飯にしてみた。麦飯は炊き方をネットで調べていろいろ試しているが、まずい。

ラーメンはやめた。酒もあんまし飲まなくなった、というか飲みたいと思わなくなってきた。飲み会のときは相変わらず飲むけど。

温泉行ってサウナと水風呂を繰り返してみたらちょっとスッキリするけど、翌朝は相変わらずだるい。

活動量計を購入し、身に付けて2週間になるが、ただただ不健康な生活実態が明らかになっただけやないか・・・

睡眠の質についても計測できるが、6時間睡眠中4時間以上浅い眠りとなっているのは普通なんだろうか。

 

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AIが止まらない

しんどい日が続いている。身内や親しい人にメンタル休職が複数人発生し、対応に追われる毎日。

実際に事業所の管理者と交渉もしているが、想像を遥かに超えるほど、メンタルヘルスやハラスメント、それらへの対応に無知で無理解であり、突拍子も無いような珍回答を、さも一般常識のように口にする。曰く「体調不良で休むくらいなら辞めるしかない」「早く復帰してくれないと困る」「パワハラの当事者に対して口頭で注意して反省させれば、職場環境を改善したことになる」。

いちばん問題なのは、当人達に悪気が全くなく、無神経に、真面目にアウトな行動を繰り返していること。

労組も、この手の問題の受け皿になり切れていない現状があり、地道に学習と組織強化をしていくしかない。

正直、法律も社会通念も全く通じない相手と交渉を続けるのは、こちらのメンタルも削られていくのがわかるが、粘り強くやる。

人間の心の問題の難しさに悩んでいると、「機械っていいな」と思う。ニュースで「AIが人間の仕事を奪う」という内容をよく見るようになって久しい。

自治体でも、窓口案内や広報にペッパーくんを導入する事例が増えている。聞いた話では、ある自治体の窓口には、ペッパーくんと、彼を補佐する人間が一緒に窓口に立っているそう。なんやそれ。

たしかに、各種証明書の発行や賃金の計算などはすぐにでもAIに任せられそうだ。まだまだ、細かい駆け引きが必要な業務は人間の手が必要だが、それもいつまでも安心してはいられない。

さすがに少数派になってきたが、いまだにパソコンがほとんど使えない大先輩職員は存在する。個人的に、このご時世に仕事する者としてはいかがなものかと思うが、彼らは口を揃えて「パソコンがこんなに幅をきかせる世の中になるとは思わなんだ」と語る。自分も油断出来ない。

産業革命期のラッダイト運動や、30年前の反OA化闘争では「機械化は合理化だ」として、労働者が自分たちの仕事を奪う機械を打ち壊す運動に取り組んでいた。

我々はペッパーくん狩りに取り組むべきなのだろうか?

労働者とペッパーくんの泥沼の闘争はとどまる所を知らず、ついには労働者側のリーダーを過去に遡って始末すべく、タイムスリップしたペッパーくんと、鹵獲されて労働者を守るように再プログラムされたペッパーくん(演:元カリフォルニア州知事)との戦いが始まる・・・!

という展開は非常に魅力的だが、途中で監督が交代したり権利関係で揉めそうな予感。

闘うよりも、ペッパーくん達を組織化してハードな交渉を任せたり、不眠不休でビラ撒きでもさせたらどうだろうか。ペッパーくんにとって理想的な職場環境はどんなんだ。

 

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